授業「未来の教室」-約15,000名の10代に届けた未来を語り合う授業

授業「未来の教室」は、主に群馬県内の中学・高等学校に通う10代に届ける“未来を語り合う2時間の出張授業”です。学校における「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」に導入されてきた授業です。

群馬の10代が、センパイと、未来を語り合う授業「未来の教室」
教室は体育館。机も教科書もありません。そこにあるのは少し先を歩むセンパイたちの姿、そして10代自身の意欲や気持ち。授業「未来の教室」は群馬県内の中学・高等学校で行っている約2時間の出張授業です。センパイとの関わりと対話を通じて、10代がもつ未来への内発的な意欲を、日常の行動に結びつけることを目指した授業です。2015年から2022年までの7年間で、およそ15,000名の10代に、1,500名を超えるセンパイが関わってきました。

元々は、2014年頃に、学校の先生から「よく学校では、“職業人講話”といって、働いている大人が講演してもらうことがあります。正直、大人の私たちが聴くとすごく面白い。けれど、生徒にとっては“どこか遠い話”になってしまいがちなんです。その人にとっての“いま”の話も大切なのだけれど、どちらかというと“いま”に至るまでの“過程”について学べたらいいなと思うんです。その過程には、生徒と同じように葛藤や試行錯誤があって、それを学ぶことが生徒にとって大きなことですから。」という話しから、着想が得たのが授業「未来の教室」です。

「進路学習」や「キャリア教育」等の目的で実施しながらも、学校や生徒の状況によって、その目的や内容について設定し、届けてきました。

時には「進路」、時には「高校生活の目標設定」、時には「探究」・・・。生徒自身が抱く考え・意欲を大切にしながら、未来を語り合う。その未来は、どこか遠い未来というよりもむしろ、自分の日常の延長線上にある未来。等身大で、率直に、未来を考え、語り合う2時間です。

授業「未来の教室」の様子についてもっと知る
“普通”で居られることの難しさに、どのように向き合うのだろう?
どのようにして生徒同士が対話し合う関係になるのだろう?
“挑戦”と“仲間”をつくり、高校3年間に向けたスタートダッシュ!
「自分の気持ちが話せて、なんだか嬉しい。」-中学生に、地元とのつながりを。
【新聞】上毛新聞(群馬地方紙)に、授業「未来の教室」に関する記事を掲載いただきました
【web】センパイとの出会いが、 行動を変える勇気をくれる – ウェブメディア「Iトーク」掲載
【web】県内高校に広がる「未来の教室」 – ウェブメディア「いまここ」掲載

センパイたちが届ける授業「未来の教室」

センパイは、学生・社会人のボランティアスタッフのみなさんです。学業や仕事等の合間で、平日の授業に参画していただいています。センパイになるためには、①事前説明会→②事前研修→③授業当日→④振り返りの4つのステップを経ていただいています。

特に事前研修では、10代や学校教育の理解とともに、「対話」というコミュニケーションについて実践的なトレーニングを互いにつみながら、授業当日に参画いただいています。

授業「未来の教室」で大切にしている姿勢と関わり方
10代との関わりと対話において大切にしている姿勢は「ともにつくる」こと。何かに導いたり、答えを教えるのではなく、10代自身の中にある気持ちに耳を傾け、彼ら・彼女らの考えや意欲に伴走します。センパイは、10代と同じように悩み考えている“ひとりのひと”として、10代ともに考え、学びながら、「自分」と「未来」について対話する存在として関わります。

センパイたちの想いをもっと知る
「Hello! Senpai.」、始まります。-「Hello! Senpai.」Vol.01
・新しいいことに触れる楽しさを、生徒にも自分にも届けたい | Hello! Senpai.Vol.02
・生徒とともに、「変わりたい」に向き合いぬく。 | Hello! Senpai. Vol.03
・生徒と、仲間と、学び続ける。 | Hello! Senpai. Vol.04
・人生に繋がる、学生時代の気持ちや思い。| Hello! Senpai. Vol.05
心を開き、聴く土壌をつくる。│ Hello! Senpai. Vol.06
・新しい視点に出会う、おもしろさ。| Hello! Senpai. Vol.07

本件についてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。2022年現在、コロナ感染予防のために、数を限って授業「未来の教室」を届けています。