【レポート】批判的な見方だけではなく対話的な見方を-「対話的スキル」を得るための特別授業を、高校1・2年生に届けました

2024年3月13日(水)、群馬県立高崎高等学校1・2学年の高校生に、「対話的なスキル」を身につけていくための特別授業を届けました。

今回の企画に、ご協力いただいたのは、全国の働き方改革のコンサルティングを行う株式会社ワーク・ライフバランス 新井セラさんと、外国ルーツの若者の支援活動を展開する一般社団法人kuriya 海老原周子さんです。

当日は2部構成で進みました。1部では、ゲストセッション。お二人のご経験から今の仕事・活動にどうつながっていたのかをお話いただきながら、「対話」の重要性について教えていただきました。

2部では、2年生と1年生混合の4人一組となり、「自分の興味・関心」を題材に、【語る人】【進行する人】【問う人】の役割をそれぞれ10分間×計4ターンを行うことで、対話を通じて「自分と社会のつながり」を見出していくプロセスを経験いたしました。

【高校生の感想①】「対話を通じて、じぶんのものさしを創ろう。」の感想を教えてください。

これまで自分の目線だけからの意見で物をみてしまっていたため、これからは他者の視点に立って物事を見ることを大切にしていきたい。また、講師の実体験から、日本に生きづらさを感じている人も多いと感じたので、身近なところから意識していきたい。

社会の課題に目を向け、どうにかしようと活動されている講師の方のお話や同じ班の生徒との会話を通して、対話が大変であることを感じました。対話によって自分に今までなかった考え方や発想を得ることが出来ました。

自分の興味あること、解決したい問題を浮かべるのは難しいと感じていたが、高高生との交流を通して、質問をされたらこんなにも話しやすいのか!と身をもって感じ、誰かが自分の意見を話している際には、そこから相手の言葉を引き出せるような問いをすることが大切だと知りました。

高々生同士で、対話を意識して会話を発展させることができてよかった。まだ知り合ったことのない人と話すのはとても緊張したが、一回話し始めるとみんなフレンドリーでとても話しやすかった。また、自分は何が好きで何ができるのかを再確認するきっかけになった。

新井さんのお話では、日本人は睡眠時間の短さのわりに生産性が低いという問題にふれていて、これに対して限られた時間でどれだけ密度を高められるかというお話が勉強にしても部活にしても大切だと感じ、とても参考になった。また、海老原さんの海外がルーツの高校生の中退率が高いというお話から多様性の社会はまだまだ先だなと感じた。

高崎にも素晴らしい活躍をされている方がいることを知り、自分もそんな活躍をしていきたいと思った。また、自分の中での価値観は自分だけのもので、他の人の価値観にも配慮して、社会課題を解決していくべきだと感じた。

対話によって自分たちの思っていることや考えていることを他人と共有することが、こんなにも大きな効果をもたらすのかと、とても驚いた。自分自身、あまり自分の本心を打ち明けるということをしてこなかったので、これを機に、もう少し自分というものをさらけ出してみようと思った。

どのように対話をするのが効果的なのかを知ることが出来てとても良い経験になったと思います。また、批判的な言葉はすぐに浮かんでくるのに対して、対話的な言葉はすぐに浮かんでこないため対話な難しさを痛感しました。

短時間で大きな成果を挙げるという取り組みはとても面白いなと感じた。私は、かなり長期間勉強しているが、成績がなかなか上がらない時があったのでかなり参考になった。また、睡眠の質も大事であるということがわかった。

対話的スキルを獲得することと最初聞き漠然としているなぁーと思いましたが、実際にやってみて話したことのない先輩と同級生と話が弾むのかと心配でしたがなんとなく話すことができ、時間が過ぎ自然と対話的スキルが手に入ることができとても良い機会でした

新井さんや海老原さんの体験談を聞けて、自分自身のやりたいことを表現することが大切だとわかった。対話の難しさを改めて感じるとともに、対話の仕方やつながりをもった会話について知ることができた。とても有意義な時間を過ごせたと思う。

質問者が話し手に新しい視点からの考えを提供するコツがよくわかった。また、初めて会った人と今回のように様々なことについて話し合うことは普段ないので、初対面の人と長時間話す練習になった。講義を受ける前より、質問を考えるときのアプローチが増えたため、話や考えを広げる質問が作りやすくなった。

ゲストのお二人の経験談を聞き、過去と現在が結びついていることに驚くとともに、精力的に活動されている動機などについてお聞きすることができて有意義であった。また、司会の方の進行も非常に上手で参考にするべきものであると感じた。その後のディスカッションも含めて自分の将来を今の自分から考えることのきっかけになった。

一見関係ないと思われる、「自分が抱える問題」と「社会との関わり」は、実は大きく関係していることが分かった。今後、身の回りで何か気がついたことについて、それを問題提起して周りの人に周知するというアクションを起こしたい。

「対話とは何か」という問いに対して、実践的な活動も含めて探求することができたが、その目的の一つに「他者の考えに触れることで自身の思考に新たな視野を取り入れる」ことが挙げられると感じた。セッション1のゲストのお二人のお話からは、不確定な将来を抱える高校生という立場の自分にとって、これから自分が経験する社会人としての人生の体験談として非常に有意義な情報を得ることができたと実感している。

お二人の講演と沼田さんの話を聴き、これからの学校生活のためになる話ばかりであっという間に時間が過ぎていきました。お二人共、海外への経験があり自分の感じたことのない経験をしてこられたので、社会的問題に立ち向かうまでとても目が離せないような内容であり、たくさんの壁をを超えてきていらっしゃるのだなと尊敬の心が現れました。まだまだ先が見えない状況で今をどう有効活用し、思考力、対話力を身につけるか考えさせられるものでした。貴重な経験をまた一つできてとても嬉しかったです。

今日、卓越した「対話力」を用いてご活躍されているお二人のお話を伺い、対話力の重要性について再認識することができた。セッション2でのグループワークでは、これまで関わりがなかった同級生や先輩と交流を深めることができた。

普段の会話では、常に批判的な思考で行うことが多く、私はそうすることで、より幅広い考えを得ることができると思っていました。しかし、相手の考えを引き出すという点ではより対話的な問いが必要だとわかり今後も活用していきたいと思います。

はじめは知らない人と話すので緊張で全く話せなかったが先輩が引っぱてくれて対話することができた。対話スキルを身に着けていく中で自分は褒められてから質問されるときが一番話しやすかったので自分もしていきたい。

自分と同じような興味を持つ人や、自分とは正反対の人を知ることができた。これによってグループ内の人の考え方や人柄を知ることができ、最初は皆緊張していたが、打ち解けることができたのではないかと思う。

お二方の講演を聞いて自分がしたいことを楽しみかつ全力で取り組めているのがすごいと感じた。シナリオにはない無茶振りをされたとき、しっかりとした意見を述べており、自己が確立していて自分もそうなりたいと思った。

高高生との対話で自分の奥底にあった、やりたいことなどがはっきりしました。また、自分の興味関心がある犬ということから、飼育放棄などの問題までに対話が発展したことは、驚きでした。他の人に対して質問するときは学問と絡めると良いとわかった。

対話的なスキルを身につけるための10分間トークで、自分が今最も関心のあるサッカーについて自分がどのように考えているのかを言語化して知ることができ、他の人との対話でその人の考え方を知り、またそこで多くの問いが生まれる経験を詰めてとても貴重な経験になった。

自分の興味関心からそれに繋がる社会課題や自分の将来の夢などを話すのは、難しかったですが、有効な質問を考えるほうが難しかったです。活躍している女性のお話では、こんなに高尚な考えや使命を持って仕事をしている方が本当にいるんだなとびっくりしました。

どの方も10代のときに自問自答を繰り返し、導き出した答えを必ず成し遂げて成長していて、「自分と対話」することがどれほど大切なのかを知りました。将来様々な苦難がありますが、あきらめずに問題を解決するために試行錯誤を繰り返していきたいです。

対話ワークでは物事を批判的で見ることも大切だが、対話的に見るということも大切であるということがわかった。一年生と楽しく喋ることができるか不安だったが、最初のアイスブレイクや、自分の興味あることについて語り合ううちに仲良くなれたので良かった。話している中で少し沈黙があってもいいから、自分の言葉で話すことが大切だと思った。

正直、普段あまり関心を持たない高々生や一応顔見知りだった子と対談をした。ただみんなの秘めている夢や社会に思っていることをさらけ出してくれてとても面白い対談になった。高女生との交流にばかり目が向いていたが、午前の高々生との対談が想像以上に有意義なものになったと思う。

語る人、問う人、進行する人に分かれて話し合う活動は、普段やらないような活動だったので最初は緊張しましたが、自分の考えを共有して、意見を深めることができ、有意義な活動だったと思います。

確かに、私は今まで批判的なスキルのように物事を考えていた。しかし、この講義を通して対話的なスキルによってより自分の視野を広げて、研究へつなげることを学べてよかった。

対話的スキルについて実践的な取り組みを通して学ぶことができた。講師の方々の経験も貴重な知識として得ることができたので良かった。批判的スキルと対話的スキルの両立が大事なのではないかと思った。来年度のSPに活かしていきたい。

自分のことをより深く探求する良い機会になったし、自分のことを他人に説明するのは思ったより難しかったので、いい経験になりました。また、他人の思っていることや考えていることは言葉をかわさないとわからないので、これからもやってみようと思いました。

「自分のものさしを、つくろう」は創造性と工夫が試される楽しい体験だった。自分の独自性やアイデンティティを反映するデザインを考えることで、自己理解が深まった。また、材料や寸法の選択によっては、数学的思考も必要となり、新たな知識を得るチャンスにもなった。完成したものさしは、自分だけのオリジナルなツールとして愛着が湧き、日常の活動に役立てる喜びを感じることができた。

新井セラさんたちの話で、「相手にリスペクトを持って話を聞く」という言葉が印象に残った。友達や他の人が興味を持っていることは自分にとっても興味深いことであるかも知れないし、仮に興味がなさそうな分野でも何かしらの形で自分に関わるかも知れない。これからは色んな人話を幅広く聞いていこうと思う

最初は、自分の班の人と関わりが持てなかったが、後半になっていくにつれて自分のだけでなく、他人の意見も社会と関われるようにしたり、他人に批判的意見だけでなく、どんどん広げていくことができた。

新井セラさんと海老原周子さんの講話は、日本と海外での経験を通じて生きる信念と向上心を示しました。二人の行動力に感銘を受け、不満や疑問に直面したときに積極的に現状を変えようとする姿勢は素晴らしいと感じました。二人のように現状に疑問や不満をもったら、より良くできるように考えていきたい。

二人の先生の話を聞いて僕たちは批判する力は、世の中の情報の精査のために使い、対話をする力は、世の中の情報の精査をするための仲間を作るために使うのかなと思いました。対話をする力は、批判をする力の前提なのかなと思いました。

新井セラさんの話を聞いて、自分にはどのような能力があってその能力を使って何をしたいのかを考えることの大切さに気づく事ができました。お話をお聞きする前は自身の特別な才能でこそ偉業を成し遂げたのだと思っていたけれど自身との対話によって自分の能力を仲間とともに最大限発揮することができたのだと思いました。

一番印象深い言葉が、自分には見えていることが相手には見えていないかもしれない、逆に自分には見えていないことが相手には見えているかもしれないという言葉だった。このことは対話において自分を客観視することに繋がってくると思うので対話のときに実践したい。

私は元々博物館の学芸員になりたいという夢を持って本校に入学しました。自分の学力の偏りや進路を踏まえ志望を変更しましたが、新しく第1希望にした教育学について、「自分には他の選択肢は無い」と考えてしまうことが多くありました。午前の部でご公演くださったお二人の経験談から、自分の進路や人生観についてのものの見方がより柔軟であることの大切さを学びました。

まず、ほとんど初対面の人との会話に緊張しました。特定の人間関係しか持ってこなかった自分が、いざ一度も話したことがない人と話すと、こんなにもストレスが溜まっていってしまうものなんだな〜と実感しました。しかし、30分ほど話していくうちにだんだん心が軽くなり、その後の高女との発表➀の時間に自分の場が行き詰まってしまったとき、彼らに頼ることさえできるようになりました。 こう考えると人と人の縁は大事であり、初対面の人とすぐに打ち解けられるスキルは重要だと感じました。

今、私達に求められているのは批判的に物事をとらえるのではなく対話をすることだと学んだ。今まで批判的に物事をとらえることばかりSP1でしてきたので自然と質問ができなかった。社会に出たときに自然と対話ができなければ面白みのない人になってしまうので自然と対話をできるようにしたい。

【高校生の感想②】「あなたの興味・関心」が、どのように社会とつながりそうですか?

私の興味関心である、人を惹き付けるビジネスやロングライフデザインについて、よりお客さんの要望やニーズに応えることで社会に必要とされる存在になると思いました。

野球や猫といった自分一人では社会につなげることができなそうだと思っていましたが、対話をしてみて、自分では到底思いつかなかったようなプランや意見を耳にすることができて、対話的スキルを磨き上げることの大切さを学びました。

個人的な貯蓄や投資に積極的に取り組むことで、経済的な安定感を高めるだけでなく、銀行や投資先などの金融機関を通じて資金を供給し、企業の成長や経済活動の活性化に貢献することができる。

自分はサッカーや野球などのスポーツを見るのが好きなので、そのことで共通の趣味を持っている仲間を持つことで人とのつながりを広げられるのではないのかと考えた。単に個人的な趣味と言っても、それをうまく利用すれば社会とつながるきっかけになりうるということを学んだ

建築では、環境に配慮した材料や設計にすることでいま問題になっている社会課題の解決につながってくるのではないか。

フェイクニュースやデマ、それに騙されるのはなぜかということに興味があり、これ自体が社会に繋がっているが、今日の班員との話し合いを通して、例えばウクライナとロシアの話では国もメディアもどちらかに偏った立場をとるので正しい情報はわかりづらくなるということを知った。また国内の政治の話では、どういう選択が正しいかというよりどれがマシかという考え方が大切だと思った。

今回の対話の中で、事前ワークで取り組んだ、「あなたの興味・関心」がどんどんと話を膨らませていく中で少しずつ実生活と関連付けて考えていくことができるということがわかった。特に、自分の興味がある 自転車 についても、自転車専用ルートを車道と分離させるべきだという考えに至り、社会と繋がった。

自分の興味・関心としては、医療について話した。自分では、理系教科やバイオテクノロジー、介護などとのつながりしか見えていなかったが、同じグループの人たちとの意見交換を通じて、AIや行政との綱が里も見えてきて、本当に良い体験をしたと思っている。

翠巒祭の壁画制作が好きだが、作成には大量の折り紙やテープを使うため、あまり環境に優しくない。そのため、環境への負荷が小さいテープの開発につながる。

私が興味・関心のあるものはテクノロジー、IT、サブカルチャー、文化、言語などが挙げられるが、例えば文化について、クルド人難民と我々との文化観の相違は現在大きな課題となっており、今後多様化していく社会の中で早急に解決していくべき社会課題だと思われる。

今日の社会では自殺件数の増加が問題になっています。自分が興味・関心を持つ人文学や哲学などの学部はこの問題に役立つと考えました。趣味であるアニメの鑑賞に勇気づけられた経験から自らの言葉や文章で誰かの助けになりたい、自殺の一歩前で踏み留めたいと思いました。

インスタグラムなどのSNSが身近にあり、使いこなせるようになりたい、活用して交友関係を広げたいと考えていたが、現代では広告や宣伝で多く使われていることから、使いこなせれば、職場で重宝される能力になるかもしれないと感じた。

私の興味のあることは漫才などの話芸であり、それと社会で繋がりそうなことは、こじつけがましいかもしれないが、ストレスやコンプレックスとの向き合い方の解決に繋がるのではないかと感じた。生まれた時代や場所などの変えられない不満はSNSの普及により以前より感じることが多くなっているが、それをただの不満から笑い話に変えられれば、心理的な圧迫感が少しでも減少するのではないかと考えた。

主に自分の特技である剣道に関して対話を行い、様々な意見を得ることができた。具体的には、剣道における「人を敬う精神」や「稽古・試合時と普段の友達同士でいる時との気持ちの切り替え」などが、大人になったときに自分の理性や感情、精神を保つうえで非常に有用にはたらくなどであった。

自分はドラムが得意で、バンドに興味を持っていて、バンドの動画を見たり、自分でバンドを組んだりしている。将来的には、大学に合格したら軽音部に入ってバンド活動を続けたい。自分達のパフォーマンスで苦しんでいる人に、勇気と感動とパワーを与えたい。

両親が酪農業を営んでいるのでそのことに関して興味があり仕事を間近で見ているので、第一次産業に携わる人の数が減ってきていることや労働時間や休暇を取ることができないといった問題につながると思いました。

道の駅という興味から都市という視点で社会人に繋がる。都市の性質を考えた上で道の駅という公共施設が作られていると思うから。

自分の過去、現在、未来に分けて興味や関心があったものを話しました。特に現在では、小説を読むのにのめり込んでおり、興味があります。読んだ小説が映画化されたときは、胸が張り裂けるくらいに高揚感が湧きました。映画は一作品を作るのに膨大な費用と技術、時間がかかります。なので、自分の趣味と芸術観満載の社会が密接に関わっていて、陽気で運動が好きな自分との差がわかりました。

私の興味関心は部活についてであり、社会とのつながりに関しては、練習のやり過ぎによる、怪我の多さについて考えました。たしかに部活動は一生懸命取り組むことで、大きな成長を見込むことができるものだけれど、それによってその後の人生に大きな影響を与えるほどの怪我を追ってしまうことが大きな問題ということでした。

私の興味関心は、ちょうどsshの研究で水切りについての研究をしていたので、水切りにしました。水切り石の跳びやすい厚さをしらべたので、そういったところで、水切りもスポーツ化して、石等を商品化するのも面白いと考えました。

私が一番に思いついたことはバリアフリーである。私の身の周りでは、階段があるところにスロープや大きなエレベーターがあるところは少ない。都会と田舎で大きな差がある地域のバリアフリーを進めることで社会に貢献できると思う。

今までは社会とつながると思ってなかったものも、多くが社会と繋がっていると分かった。例えばスポーツにおいても、マイナースポーツの人口の減少だったりなどが社会とつながり、他のものについても社会とどのようにつながるのかより考えたい。

自分の興味関心である、小学校でやっていたドッジボールでは、年が経っていくにつれてだんだんと競技人口が減っていて、少なくとも群馬ではレベルが下がってきている。競技人口の減少が社会課題として揚げられると思う。

私は事前ワークで、エアコンと換気の必要性のジレンマについて考えた。涼しさ、または、暖かさを保ちながら空気の循環をすることができるようになればインフルエンザなどの感染症の感染率の低下などが見込めると思った。

数学への興味・関心が、小学生や中学生の教科書にどのような例題を載せたり表現をすれば、算数・数学嫌いの生徒を減らせたり、論理的思考能力を養うことに繋げられるかということにつながりそうであると思った。

私はIT産業に興味がある。現在、IT産業の人材が不足しているため、ITの需要が高まっている社会にとって将来性が高い。また、アプリケーションプログラマーとして人々の求めるアプリを開発する。

核融合に興味を持ち、それからエネルギーに少し興味を持つようになった。エネルギー源は有限のものや、天候・気候に左右されやすいものもあり、取り組むべき社会課題だと思った。身近なところでいうと、祖母の実家が空き家状態になりつつある。ニュースでも、昨今空き家の増加がとりあげられていた。はやく解決しないと時間とお金がかかっていくだけなので、古民家に改装してみたりするといいのかもしれない。

楽器への興味があるということから、授業としての音楽が嫌いな人が多いという問題に、また「サイズが大きい、値段が高い」のような理由でほとんどの人が経験しない楽器をもっと身近に体験できるものにすることができれば音楽嫌いの人が少なくなるのではないかと思った。更に高崎市には「音楽のある街」というキャッチコピーがあるので社会の活性化にもつながるのではないかという結論も得られた。

対話をする前は、自分の趣味や興味のあることが社会とつながることはないと思っていたけど、対話をしている中でグループの人からの問いや感想を聞いている中で段々と社会と関係しているということがわかりました。それは、自分が興味関心のあることをしている中で考えたことが社会とつながるのではないかと考えました。

自分は鉄道オタクであるため、必然的に鉄道関係の多くのニュースを見るが、その中でも特に多いと感じるのはバス転換のニュースである。確かに輸送人員を考えればバスのほうがローカル線よりも合理的かもしれないが、2024年問題や、所要時間や観光資源などの問題も孕んでくることになるので、ただローカル線をバスに転換すれば解決と思っている人々に先述の問題点を意識させられるよう、一石を投じたい。

【高校生の感想③】本日、身に付けた『対話的なスキル』を日常ではどのように活かせそうですか?

批判的なスキルと違い対話的なスキルはその場で考え、対談することで成長を大きく促進させると感じた。今後の探求やそれ以外でも、対話的なスキルを活用することでより高め合うことにつながると感じた。

対話するときに批判的な意見だけでなく寄り添い、解決策を提案するというスキルでよりよい関係の発展ができると思う。

普段のグループワークで否定的な意見を出さずに相手の意見により寄り添うことができそう。相手の話題に対してたくさん質問を考えることができそう。自分から積極的に話しかけることができそう。会話をより楽しくできそう。

普段から実践している「批判的な視点」とは違う新たな「発展的な思考を目指す視点」を対話から感じたため、これからの生活において「落ち着いた会話」に利用ができそうだと感じた。

相手を批判しないということは、お互い気持ちよく会話をするうえで欠かせないことであると思います。今回の交流会で身に付けた『対話的なスキル』をこれから日常では、考えを発展させる時に使いたいと思っています。

物事を批判的に捉えたり、相手の不足を突く批判的スキルというものを使っていたが、この対話的スキルは相手の発表に対して、建設的な質問で、相手に新たな発見を与えるようなもので、話し合いをより深められると思う。

来年度の課題研究ではDXプランをやると思うので、その際対話をすることで社会問題をより深く理解し、より良い提言ができると思う。また、社会に出たときにも仕事のパートナーと対話をすることでより効率的で利益を上げる案が生まれていくと思う。

初めてあった人との自己紹介や雑談などで相手の興味を引き出したり空気を和ませたりするとき、または今の友達を更に知りたいときなどに本日身につけた「対話的なスキル」は役に立つと考える。また

今回身につけた対話的スキルで、これからの大学入試や就職時の面接、プレゼンテーションなど様々な活動に活かせそうだと感じました。話すときに相手の目を見たり、相槌を打ちながら会話をするなどが特に使えそうだと思いました。

この行事を通して、自分が物事をまずは批判的に見てしまう癖があるんだなということに、ようやく気づけました。対話的スキルというのは相手の意見を否定するのではなく受容したうえでこれに対するアドバイスをしてあげる。これが重要なんだなとわかりました。これに気づいたからには適材適所、批判的・対話的を使い分けて行きたいと考えています。

批判的に見ることと合わせることで、あくまでその案を発展させる目的として、質問・指摘をすることに活かしていきたい。また、一つの質疑について、そこから視点を広げる意識をもちたいと思った。

普段の生活でも活かせることがあったので積極的に使えるようになりたいと思った。以前よりも会話がしやすくなったきがしたし、初対面の人とも話す機会があったのでとても役にたったと思う

クラス単位での話し合い、部活といった様々なところで生きると思う。このスキルは今後の人生に大きく活きていくと思う。

日常生活における友人などとの会話から授業中でよく行われる話し合いのときまで幅広く活かして行きたいと思う。対話的なスキルを身につけることで相手が思っていることや興味を持っていることなどがより深く知ることができると思うので是非習得したい。

自分は今まで初対面の人に対して質問をしたりして対話を深めていくことができなかったけど今後は質問をしたり、問に対して深い答えをかえしたいとおもいました。対話を深めていくことで仲も深まることがわかったので、今後も活用していきたいと思いました

相手の意見を批判するだけでなく、その意見や見解を掘り下げてより深めることで、より良い案や考えをうみだして行きたいです。

普段の高高生活では批判的なスキルを使うことが多いが、今回意識した対話的なスキルは高高を卒業したあとも大学や社会での相談事や会話においてとても役立つと感じた。

自分の意見を積極的に人に伝えることで、自分の考えを深めていくことに活かせる。相手の意見を聞いているときにどういう質問をしたら、もっと相手の考えを広げることができるだろうかと考えながら相手の話を聞く。

物事を批判的に見るスキルとは違い、相手の考えを尊重しながら話し合いを進めていくスキルを身につけたことでお互いに気持ちよく対話を進めていくことができるようになると感じました。これまでの成果発表会などでは研究のあらを探し、指摘することでお互いに成長していましたが、今回の対話スキルによって相手の良い部分を探し、それについて問うことで自分ではわからなかったことを認識し成長していけると考えました。

質問の答えが2択で答えられてしまうと対話として成り立たないのと同時に自己の理解にも繋がらないので、質問者として相手の真核を探ろうとする意欲を示すことで初対面の人との会話でより深く関係を作り出せると思いました

私は今までこの学校で学んできたことで批判的な視点で物事を見ることは慣れているが、対話的スキルは少々難しいように思えた。相手の論理を破綻させることなくフォローしてあげるのはコツが必要なので対話的スキルを習得するために日頃から意識していきたい。

以前は、批判的なスキルを持つことが多かった。しかし、今回の合同発表会で”もっとこうすると良くなる”という風に問いを発展させることができた。日常では、部活のときに「なんで〇〇なの?」否定的にアドバイスを伝えず、どうしたら上手になるのかを一緒に考えるなどしていく

spの学習において科学的な研究テーマやビジネスプランのテーマを考えるために、対話的スキルを用いて他の人と話すことによって、自分の視野を広げて研究テーマを自分の興味と結びつけることに役立つと思いました

高崎高校では批判的に物事を見るスキルというものを磨いてきた、そのスキルもとても大切なものではあるが、常にそうとは限らない。人と関わっていく中では対話的なスキルは必要不可欠であり、日常で活かせると思った。

対話的な質問は自分の興味関心を深めるだけでなく、yes/no で終わる質問よりもより相手のことを知ることができ、会話も長く続くことがわかった。初対面の人と話すときなどに対話的スキルを意識していきたい。

日常を通していくつか挙げられる課題などについて、「これは〇〇だね」のように終わらせるのではなくて、そこから新たな問いを見つけたり、それを解決するための術を見つけることを周りの人と協力してできるようになれたので日常でも頑張って工夫して活かしていきたい。

授業等での話し合いや、社会に出たときのプレゼンの話し合いなど主に話し合いで何かを計画したり発案するのに活かせそう。

今回の会において感じたことは言葉遣いです。初対面で少しきたない言葉遣いをしてしまい、現在後悔の念でいっぱいです。敬語はもちろん周りの人が聞いていい気分にならない使い方をしないように今日から努力していこうと思いました。また、自分が話しているとき目をみたり頷いてくれることをみて、とても話しやすくてよく聞いてくれてるのだなと心が温まる気持ちになりました。自分を英語のディスカッションや班での話し合いでやってみようと思います。

ただ相手の質問にこたえるだけでなく、そこからさらに話を広げていくこと。そして、質問するときは「YES or NO」で答えられる質問よりかは、「〇〇で〜〜だと思う。あと〇〇は〇〇なんだ」というように、さらに広い分野に広がりそうな答え方ができる質問をする、というのが実践できそうだと感じた。

今まで身につけてきた批判的スキルは、問題提起はできるけれど新たな解決策の発見には難しいものがありました。ですが、対話的スキルを活用することで相手とともに解決策を考えることができ、より良い発見ができることがわかりました。日常でも、相手と一緒に解決策を見出したいときに対話的スキルを強く活かせそうだと思いました。

今回の発表会で、やはり、どうしても批判的に物事を捉えてしまう傾向があることを痛感しました。しかし、それとともに、批判的な言葉を変換できるように気をつけて対話をすることで、批判的な言葉を一度自分で咀嚼し、伝え方を考えることは重要だと思いました。これは、日常会話のなかで自分の考えを伝える時に役に立つと考えます。

対話的なスキルは会話を掘り下げるときや深く考える必要があるときなどに必要な技術だと思いました。問題を提起するのではなく発生した問題に対してお互い協力して考えるようなスキルだと感じました。相手の意見を「詳しく聞きたい、一緒に話し合いたい」というときに活用したいです。

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