【授業】ぐんま国際アカデミー中等部1学年「Learning by Giving」にて、教育課題についてお話しました。

2023.01.27(金) ぐんま国際アカデミー中等部1学年の「総合的な探究の時間」で行っている「Learning by Giving」にて、代表 沼田が教育課題についてお話をいたしました。

■Learning by Giving(LbG)とは(日本ファンドレイジング協会Webページより)

子どもたちが自分たちで社会課題を調べ、寄付先を決定し、実際に寄付を行う教育プログラムです。あなたから託していただいた寄付で、子どもたちに寄付や社会貢献について学ぶ社会貢献教育プログラム(Learning by Giving)を提供します。そのなかで、寄付先候補となる複数のNPOを自分たちで調べ、 議論し、選択をし、最後に1つのNPOに寄付されます。

1 子どもたちが寄付先を選択する
あなたの想いを受け取り、あなたの寄付で子どもたちが寄付について学び、一人ひとりの想いを対話を通じて共有した上で最終的に寄付先を選択します。

2 社会貢献教育が子どもたちを大きく成長させる
子どもたちが、さまざまな社会課題を知り、寄付や社会貢献の意味・価値を学び、体験する機会を提供する社会貢献教育は、子どもたちを大きく成長させます。

3 想いのこもった寄付がNPOの活動のチカラに
あなたの想いと子どもたちからの想いを受け止め、より一層、誠実な活動をしようとNPOの気持ちが高まり、意欲が向上します。

4 長期的な社会貢献につながっていく
この教育プログラムでの学び・経験が、子どもたちにとってその後の社会貢献活動やソーシャルアクションに取り組む大きなきっかけとなり、長期的な社会貢献につながります。

ぐんま国際アカデミーでは、群馬県内にはどのような地域・社会課題があるのかについて、NPO等をリサーチすることを把握し、中学生自身がどのような課題について考えていきたいかを合意形成し、選択しながら、この日の授業を迎えたようでした。

当日は、私たちが取り組んでいる教育課題の1つ「10代の自己肯定感・社会参画意識の低さ」について取り上げ、それらがなぜ課題であるのか、どうしてその課題が生まれているのか、どのようか解をもちながら解決につなげようとしているのか?について、お話をしました。

その後、いくつかの教室に分かれて、中学生からの質問に答えていく時間を過ごしました。

・どうして自己肯定感が低いことが、“課題”であるのか?

・学校に通わない選択をとっている子どもたちに、どのようなアプローチが必要と思うか?

・そもそも、どうしてこのような活動をしているのか?

・いまの活動を続けることで、いつ課題は解決できると言えるのか?

など、様々な観点での質問を頂きました。

NPO DNA以外に、県内で「女性の自立を後押しする活動」「障がいがあってもなくても“わけない”社会の実現」「犬猫との共生社会の実現」等をテーマにしたNPOの皆さんとご一緒しました。

【2023年3月24日(金)追加更新】生徒のみなさんの感想(一部) 丁寧にありがとうございました!
・GKAでも学んでいる「しなやかな学び」をしたくとも教育環境などによって出来ない人達が沢山いることを学びました。私が今学んでいることは、とっても貴重なことで、今一生懸命学んでいることが次世代に繋ぐ大きな架け橋となり、私達の未来までも豊かにすると思いました。そして、今私達が受けられている、この大事な学びを通して、学ぶことが出来なかった(そのような環境に居なかった)人達を少しでも助けられたらなと思います。お話を聞いて、とても強い熱意が感じられました。ありがとうございました!
・それぞれの考え方や生活の違いを知り、今までと考え方が変えられる良い経験になりました。対話をしながら「自信の持てない学生」や「変われないと思い込んでいる学生」ということに興味を持ちました。実際、自分もそうですし、協力したりさらに話を伺ってみたいです。そのような学生を応援していきたいとも思いました。
・I think he is very devoted to his work, and he also enjoys it very much, which is important. I couldn’t understand everything because it was all in Japanese, but from what I understood I could see that he was genuinely trying and felt passionate about his job.
・DNAさんの活動内容の詳細やコンセプト、今後の目標などをしっかりとお話いただいて、苦渋な決断を強いられました。今後再びこのような機会があることを、とても楽しみにしています。
・今の世の中の10代が抱えている自己肯定感の問題についてよく学びました。実際に、群馬の高校などに毎週支援に行っていることにとてもすごいと思いました。実際に僕も「周りができて、僕はできない、特技がないんだ」などと考えることが多くなっています。その問題を解決しようと活動している、ぜひこの団体に寄付したいと思いました。
・This NPO is helping people with less education and educating them. Out of all the NPOs feel they are solving a larger problem. They are an educational project targeting junior high and high schools in Gunma Prefecture. I am thankful that there in an NPO taking the uneducated into their own hands. I feel good for the people at DNA and hope the best for them.
・私の知り合いにも、(DNAが協働している)高校に通っている子がいて、その子はDNAのプログラムは、すごくためになっていると言っていました。
・僕はLgBを通してNPO法人の存在の大切さについて学べました。このプログラムを始める前は、NPO法人はただ社会に貢献するだけの団体だという解釈を持ってました。しかし、LbGで一からNPO法人について学び、自分なりの意見をもってなぜその団体を選んだのかを説明したため、NPO法人とは何か、なぜあるのか、どのような活動を行っているのか、どのような影響があるのか、などたくさんのことについて学びました。今回全部で5団体について分析し、最終的に1つに絞ったため、たくさんの種類の活動を知り、「このような活動は、とても良い影響を与えているな」「もし寄付したら、とても社会がよくなりそう」など、想像を広げることができました。
・ぼくは正直最初の方はどこのNPO団体でも良いと感じていました。ですが、クラスの全員が必死に向き合っているのを見て僕の気持ちが変化しました。このプロジェクトを通して僕が感じたことは、クラスにとても話す人か全く話さない人がいるということを強く感じました。もしかすると全く話さない人は話したいけれども話す人の圧力で話す機会を奪われているのかもしれないと僕は感じました。そのため、今度このようなプロジェクトをやる場合は意見が合う同士で小さなグループをいくつか作ってまとめた意見を聞き、その意見をみんなで考えるような仕組みにすると良いと思いました。                                                                                                  

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