×教育

保護者の皆さんとともに、生徒を支える。/リモートを通じた保護者説明動画

学校が行う教育活動について、教職員のみなさんが、保護者のみなさんに伝えるべき内容はたくさんあります。しかしながら、コロナ感染予防の観点から学校に招き入れることができない状況に対して、私たちが協働するとある学校では、保護者のみなさんに向けて「映像」を活用して保護者説明会を行うという動きをされていました。15分程度の動画をいくつか作成し、保護者のみなさんの都合の良い時にスマートフォンなどで見ていただく。

その内容のひとつとして、私たちが先生方と取り組んだ「総合的な探究の時間」の内容について紹介してほしいとの依頼を受け、担当教員の方々と一緒に「保護者向け説明動画」を作成しました。

まずは、「総合的な探究の時間」についての説明です。「総合的な学習の時間」は、聞き馴染があるかもしれませんが、「総合的な探究の時間」はまさに今の高校生たち世代が初めて取り組む学習です。その違いについて、「自ら課題を設定して、取り組む学習」と紹介しました。

また、「総合的な探究の時間」を含めて、いままさに渦中である「高大接続改革」についても触れました。2007年6月に改正された学校教育法において「学力」は、次の3つの要素であるとされました。

1. 基礎的な知識・技能

2. 思考力・判断力・表現力等の能力

3. 主体的に学習に取り組む態度

それらを受けて、2014年12月に出された「高大接続答申」において、高校教育、さらに大学進学を見据えた高大接続に向けて「学力の三要素」として改めて確認されました(「3. 主体的に学習に取り組む態度」が、「3. 主体性・多様性・協働性」と再整理するなどの変更はある)。

さらに、それらを受けて「大学教育」「大学入学者選抜」「高校教育」の一連の改革の渦中であることをお伝えしました。

そのような改革の途中でありながらも、先行的に「総合的な探究の時間」で学んできたお子さんたちの様子を伝えながら、保護者のみなさんにも学ぶ意義を受け取っていただきました。

 

「社会に開かれた教育課程」と呼ばれる時代、ますます10代を真ん中に(学習者主体に)考えて、周りの大人たちが手をつなぎながら何ができるのかを考えて、取り組んでいきたいと思います。

 

本件に関するお問い合わせは、こちらからお願いいたします。

一覧に戻る