【新聞】読売新聞に、NPO DNAが取り組む教育活動について3回にわたって記事を掲載いただきました

2020.06 読売新聞で連載記事「センパイに会おう~未来の教室~」と題して、NPO DNAが取り組む授業「未来の教室」の取り組みについて、3回にわたって掲載いただきました。

大人と対話 自分発見 / センパイに会おう〜未来の教室〜[上]

休校でストップしていた授業が再開した。学習の遅れを取り戻すことは大切だが、焦ることなく、子供たちにちょっと考えてほしい。

「どんな自分になりたいか」。

社会がコロナ禍に覆われる前から、中高生を対象に県内で広がり始めていた取り組みがある。地元の大人たちが過去のつまずきや転機を語り、生徒たちに自分の未来を見つめてもらう特別授業だ。

2020.06.03記事より一部抜粋

「よろい脱ぐ作業」重ね / センパイに会おう〜未来の教室〜[中]

研修では生徒との話し方や心構えを学んだり、これまでの自洗の浮き沈みをグラフにしたりする。過去に味わった苦い経験、転機…。就職のきっかけや今の仕事にどう取り組んでいるのかもつづる。

多くの大人は普段、こうしたことを意識しない。「想像していた生活と現実はどう違った?」。そんな質問にどう答えるか。

まずは大人が自分を見つめ、中高生にどう語るかを整理していく。DNAによれば「年齢や専門性で固められたよろいを脱ぐ作業」。その繰り返しに頭を抱える人も多い。

2020.06.04記事より一部抜粋

大人の参加 地域に活力 / センパイに会おう〜未来の教室〜[下]

市がこの特別授業を最初に実施したのは2016年度。地域の担い手育成が目的がだった。背景には人口減少がある。市人口は16年に5万人を割り、国の推計では35年に4万人を下回る。保護者や教諭でなくても、親身になってくる人がいる――。そう感じた生徒が地域に愛着を持ち、住み続けてもらえると期待する。

センパイとして人材を送り出す企業にも狙いがある。
市内に本店を置くしののめ信用金庫からは19年度、5人の職員が参加した。若手職員の中には雑談が苦手なタイプもいる。センパイ育成の研修では、何げない会話から本題に入ってくスキルを学べる。本番で向き合う生徒たちは、大人のように空気を読んだ相づちはしてくれない。彼らから本音を聞き出す工夫も求められる。

ただ、自身も参加経験のある人事部(職員名)が強調するのは、職員が生徒との対話を通して地域への貢献を実感できることだ。「地域とのつながりは私たちの刺激になる」。センパイは子供たちにそれぞれの未来を描かせ、大人の社会も育む。

2020.06.06記事より一部抜粋

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