群馬の高校生に向けたキャリア学習プログラムを届けるNPO法人DNA

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「なぜ若者・教育へのアプローチがコミュニティなのか?」

2019.08.18 代表コラム

NPO法人DNA代表理事の沼田翔二朗です。

今年3月、東京都内で「コミュニティの価値」に関して探究するフォーラムに登壇しました。私が与えられたテーマは「なぜ若者・教育へのアプローチがコミュニティなのか?」というものでした。

私たちDNAは、大学生・社会人ボランティアスタッフであるセンパイのみなさんとともに、群馬の10代が社会とのつながりを手にしながら創造的に学んでいける授業を届けています。

学校においては、国語・数学・理科・社会…などの教科学習の時間割の他に「総合的な学習の時間」と呼ばれる授業が、おおむねどの学校にも35時間分/年、存在しています(いまの高校1年生からは「総合的な探究の時間」に変更)

この「総合」の時間を活用して、先生方と協力して授業を届けているのが私たちの教育活動です。

2時間の出張授業「未来の教室」や、生き方の探究学習「ライフデザイン講座」の他に、各学校オーダーメイドのカリキュラムをつくりながら実施しています。

【授業例】
■テーマ研究(全35時間):生徒自身が問い(リサーチクエスション)を立てながら、学ぶ授業。
■コミュニティプロジェクト(全10時間):身の回りの社会や他者等(コミュニティ)の力になれる、貢献できる、という活動を生徒自身が考え、準備し、実際に活動として行う授業
■仕事インタビュー(全8時間):仕事の魅力を発見していくためのインタビューの授業。
■ナビプロジェクト(全10時間):高校1年間の面白さを後輩に伝えぬく授業。
■探究型インターンシップ(全10時間):2030年の仕事の未来を探究するインターンシップ。
■学び合う授業のための人間関係づくり(全6時間):対話を通じて深い学びを実現するための授業の土台をつくるオリエンテーション授業。
■高校3年間の成長を言葉にしようプロジェクト(全5時間):高校3年間の成長や学びを言語化しあい、学校と社会の接点を見出すための授業。
■高校生活目標設定プログラム(全6時間):高校1年生の初期設定として行う授業。


この授業どれもが、生徒同士の横の関係を育みながら、学び合うことを大切にしています。時にひとりで深く考えていくことも大切ですが、それと同じくらい大切な「相互に学び合う」こと。

個と集団を行き来することで、ひとりではおおよそ到達できない新しい気づきや発見をもたらしてくれます。

さらに、深く内省したり、考え・価値の揺さぶり、そして自己肯定感を育むためには、同質性の高い友だちだけではなく、縦の関係である親や先生の関わりがいうまでもなく大切です。

その横と縦の関係でもたらされる「心理的安全性の高い授業・クラス・学校」は、創造的に学んでいくためには必要不可欠であります。


(「心理的な安全性の高い場づくり」は、そこにいる人たち同士で承認しあう営みにこそ本質があると捉え、クラスにおいて高校生同士が決めごとを決めていくことが大事)
しかし一方で、その縦と横の関係自体そのものを、時にそれを開くことも重要です。その点について、コミュニティフォーラムでお話をさせていただき、今回主催団体の年次報告書に掲載されたので、ご紹介いたします。

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沼田氏:私たちは群馬という地域社会にある学校で、社会とつながりのある教育環境(≒コミュニティ)を育むために活動を行なっています。

30年前から高校生の自己肯定感が低いと言われているのですが、特に低くなっているのは「私は自分に価値がない」という質問で「とてもそう思う」と回答する人の割合が3倍にも伸びているんです。これは高校生自身の課題でなく、教育環境に課題があると捉えています。


また高校生たちは学力だけで規定されがちで同質性の高い学校という画一的なコミュニティに所属しているだけだと、良い部分だけではなくネガティブな部分も強化されていきます。


なので、時に開いて社会とつながれる別のコミュニティに接点をもてるかどうかが大事なんじゃないかと思い活動しています。そうすることで、生徒の成長や学びが豊かになる。

生徒に関わる人たちを増やしていくことこそが、生徒の可能性を育む教育環境になるんじゃないかなと思い、私はコミュニティというアプローチを選択をしたのだと思います。

自己肯定感の低い10代を支える地域社会とは

2人に1人は「自分に価値がない」と根強く思っている群馬の10代が、そこにいます。

いま、高校生も自ら問いを立てながら学んでいくという学び方を手にしていこうとしています。

そんな中で、フォーラムで問われた「なぜ若者・教育へのアプローチがコミュニティなのか?」ということ。私自身も、これまでを振り返って言語化してみたのが上述した内容でした。

このフォーラムを経て、さらに私の中に新たな問いが生まれました。それは「自己肯定感の低い10代の成長や学びが豊かになるには?」ということ。

いままさに探究している途中です。
もしこの探究の旅にご一緒いただける方々がいましたら、センパイや寄付、研修などでぜひご一緒していただけたらとても嬉しく思います。



 DNA代表理事 沼田翔二朗

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