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授業「未来の教室」は、総力戦。-中学生に、地元とのつながりを。(2/2)

2019.01.11 活動レポート

NPO法人DNAは、群馬県富岡市の4校の中学校において、授業「未来の教室」を届けてきました。

 

前回記事「自分の気持ちが話せて、なんだか嬉しい。」-地元の中学生に、地元とのつながりを。(1/2)

その授業を担ってきたセンパイ(大学生・社会人ボランティアスタッフ)は、対話を通じて生徒とともに考え、学ぶ存在です。富岡においては、“富岡に縁のある人”を広く募ってきました。

 

本記事では、授業「未来の教室」を担ってきたセンパイの取組について紹介します。

■はじまりは、説明会から-。

センパイの取組のはじまりは、「センパイ募集説明会」の開催からでした、

2018年9月4・6日の2日間、平日の夜にも関わらず、2日間で40名近くの方々に参加していただきました。

■はじまりは、説明会から-。

「地元の中学生に役に立ちたい気持ちが強くなりました」

「ひとりひとりに様々なストーリーがあって感動しました」

「中学生向けにやることだと思っていたけど、自分たちの学びの場でもあると思いました」

「想像していたものよりも、難易度が高く感じました」

 

そんな感想を抱く説明会を経て、仕事等の都合を調整できた方々に、「センパイ登録」をしていただき、実際に授業「未来の教室」を届けるセンパイとしての活動が始まりました。

■仕事終わりに集って、「対話」を磨く-。

まずはキックオフとしてオリエンテーションを行いました。富岡に“縁”があるといっても、お互いに初対面の場合もたくさん。知り合いだとしても、普段どんな仕事をしているのか?何故この仕事に就いたのか?を聴き合うことはほとんどありません。

 

そのような自己紹介を含め、何故富岡において授業「未来の教室」を届けるのか?、思春期世代の中学生の現状は?などを確認し合いました。

 

 

オリエンテーションを終えると、毎週開催する「オープンデー」にうつります。

オープンデーは、部活動でいう練習日のこと。必ず一度以上は参加することを前提に、生徒との「対話」を磨くためにセンパイ同士が集いました。

■仕事終わりに集って、「対話」を磨く-。

「中学生と、普通に話せばいいんでしょう?」と思われがちな対話ですが、実は奥が深く、難しい。

 

「生徒から何かを引き出していこう」

「生徒に何か教えていこう」

 

そのような姿勢では決して授業に臨みません。

 

「目の前にいる生徒に、ひとりの人として関わる」

「ともに考え、ともに学ぶ」

 

 

時に耳の痛いフィードバックを受け、時に仕事のあり方を振り返り、センパイがお互いに日常にも活きる対話について追究していきました。

 

■授業当日は、最初から最後まで-。

授業当日は、事前と事後にオリエンテーションを行います。

 

事前オリエンテーションでは、センパイ同士がそれぞれチームを組み、授業の最終確認を行います。経験者も未経験者も、生徒にとれば“センパイのひとり”。

 

一人ひとりがセンパイとして、生徒ともに考え、学ぶ存在であるために声を掛け合いながら、準備を行います。

■授業当日は、最初から最後まで-。

授業が始まっても、センパイ同士、先生との連携は欠かせません。

生徒が経験談を聴きに行っている最中に、センパイ同士が集まって生徒の様子の確認をしたり、手伝えるところが必要なところがないかなどを確認し合います。

授業が終わりました。事後オリエンテーションです。

一息つくまもなくセンパイは、関わった生徒の様子について振り返ります。

 

「生徒が、こう言ってくれたんだけど、どう受け止めて返してよかったか・・・」

 

悔しさと反省がこもることも少なくありませんでした。

 

生徒が気持ちや考えを率直に書き記したフューチャーパスポート(FP)の裏側に、実はセンパイからのコメントを返すところがあります。

 

そこに一人ひとり丁寧にコメントを返します。たった2時間ですが、生徒とセンパイのやり取りで交わされたたくさんの物語が垣間見えることができます。

 

■授業「未来の教室」は、総力戦-。

日々、生徒に携わる先生たちがどんな想いで生徒に向き合っているのか。そして、センパイはどのように向き合っていくのか。一つとしてかけても、授業「未来の教室」は成立しません。

授業が終わったら終わり、でもなく、その後も先生方とも生徒の様子について振り返りを行います。



ーーー「普段、部活動の中で面倒見がいい子が、授業が終わってもセンパイと話して考えている姿に驚きました。人知れずに悩んできたことや考えていることを、しっかりと言葉にすることができたようです。その後、私も生徒の話をじっくり聴くことができて、そのきっかけをもらうことができました」

そんな生徒の日常でのちょっとした変化や様子について、先生方から共有してもらいました。


授業「未来の教室」は、最初から最後まで、先生、センパイともに総力戦です。
(事後オリエンテーションで記入されたセンパイの気づき・感想)


後日談ですが、授業を届けた数ヶ月経って、センパイのひとりが「お十夜」という地元のお祭りに行ったら、授業で対話した中学生が声を掛けてくれて、お互いに再会を喜んだそうです。センパイ自身も、その後のつながりを実感できたエピソードだったと報告してくれました。



 

「地元の中学生に、地元とのつながりを。」

 


そのためには、垣根を越えた総力戦が大切です。
創り上げていく過程において、中学生の成長を見守る先生、センパイ、地域の人々・・・関わるすべての人たちとの対話を通じて、心を開いていくことが必要なのかもしれません。

地元の中学生が、地元とのつながりを手にしながら成長していく地域社会を、富岡という地で当たり前にしていきましょう。

 

 

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