群馬の高校生に向けたキャリア学習プログラムを届けるNPO法人DNA

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あぁ、そうか。こういう場を届けていきたいんだ-代表顧問×代表理事 対談(3/3)

2018.01.04 その他

前回記事「豊かな関わりの中で、人は成長する-代表顧問×代表理事 対談(2/3)」では、立場や年齢を超えて相互に関わる中で成長する機会と環境を届けてきたDNAの背景が話されてきました。

しかし、2017年3月末に迎えた代表顧問・大宮の大学教員としての退職が一つの契機となり、DNAは4年前の2013年頃から大きく舵を切っていくことになります。


最終回となる本記事では、高校生に対するキャリア教育=「未来の教室」を軸とした事業へと転換に至るまでの、代表理事・沼田の原体験、狙いと今後の展望について、大宮から沼田へと話を聞いていきます。


大宮 まず、沼田くんはDNAを担おうと思ったのはどんな気持ちからですか?

■積み上げては壊し、積み上げては壊し、の繰り返し-。
■積み上げては壊し、積み上げては壊し、の繰り返し-。

沼田 自分の将来を考えていく中で、成長させてもらったDNAをどうにか存続させいたいという思いがあったのと、大宮先生の退職まであと5年だという状況(沼田の大学卒業時は2012年春)があって、自分が担おうと思いました。

 

大宮 元々、大宮ゼミが運営母体であったから、組織の運営上、大学2年で先輩の手伝いをして、3年で活動のリーダーをやって、4年で後輩のサポートをする。そんな仕組みは大宮ゼミがなくなる=仕組みなくなるということは、どうしても変えられない。そういった組織的に困難な状況の中で、なんでやろうと思ったの?

 

沼田 恩返しの気持ちがスタートですね。大学1年生のときに引きこもりだった僕自身が成長させてもらった経験を、他の大学生が経験できないのは問題だ!という変な使命感もあったように思います。大宮先生が大切にしてきたことの中で成長した実感があったので、それを引き継ぎたいというのは当時の気持ちであったように思います。

うーん、でもどうだろうな…、「自分にとってやりたいこと」かどうかで考えていたわけじゃなくて、「ただ目の前にそれがあったからやる」という気持ちが率直なところです。

それが、仕事になるのかどうかまでは考えていませんでした。一旦、大学院に進学することに決めて、2年間で少し立ち止まって意味あることが何なのかを考えていきたいなと思いました。

 

大宮 引き受けて大変だったことは何かある?

 

沼田 大変だって思うことはたくさんありますよね。

たとえば気持ちとして大変だったのは、DNAを本業にすると決めた際に、就職していく周りのメンバーとの熱の差がどうしても出てきてしまったことですかね。「あれ、あの時熱く語っていたことはどうなった?」みたいな(笑)

 

大宮 みんなそれぞれの世界で生きていて、取り残されている感じもあるのだろうね。だからといって、文句を言っても何も始まらないよね。

 

沼田 そうです。その時は、自分の選択する道に自信もなかったので、誰かにすがりつきたいという“甘え”でした。

「未来の教室」が出来るまでは、とにかく必死に、積み重ねては壊し、積み重ねては壊し、の繰り返しでしたね。大学4年生の時に「社会を変える」と本気で取り組んでいるNPOの経営者らに「何のためにやっているのか」「誰のどこに届いているのか」「何を解決する取り組みなのか」と問われた経験がありました(全国各地から社会的な事業を手がけるソーシャルセクターのリーダーが参加する2泊3日のアカデミーに沼田も参加していた)。

 

その時に、何も語れない自分がいたんですよね。本当に井の中の蛙であることを痛感しました。

根拠もなければ、現場もない。従来のDNAの体制でなくなることも重なって、そこから本気で、誰に何を届けるのか考えはじめました。そして行きついたのが、今やっている、「高校生」を対象とした事業です。

DNAがこれまで積み重ねてきた大切なことと、新たに挑んでいくことのリンクも含め、新しい事業の構想を手がけるまでに3年くらいはかかりました。

■「あぁ、そうか。こういう場を届けていきたいんだな」と思って-。

大宮 今、高校生に届けている未来の教室の着想はどんなところからなの?

 

沼田 未来の教室の着想は、2014年に取り組んだ南牧村の中学校での講演がきっかけですね。これからDNAとしてどんな事業を主軸に取り組んでいくのかに、ようやく答えが見え始めていた頃です。

南牧村の中学生は、村に高校がないので、卒業すると地元を離れてしまう。新しい環境に飛び込んでいかなければならない。そんな境遇が、北海道から群馬にやってきた当時の自分と似ていたので、僕自身の経験を語る中で、中学生が今どんな不安を抱えて、どうしていきたいのかを言葉にできる場をつくりました。

その場には、先生方も保護者の方もいたのですが、時間が終わるときには感極まって涙しながら言葉にしてくれる人もいました。事務局長の辻岡も進行役として関わっていたのですが、最後、彼も号泣していましたね(笑)


終わった後に「あぁ、そうか。こういう場を届けていきたいんだな」と思って、この経験が未来の教室につながっています。

■「あぁ、そうか。こういう場を届けていきたいんだな」と思って-。
南牧村立南牧中学校で行った立志式での対話の場の様子

大宮 そんな経験をしたんだね。とても大切なことを見出した経験だと思うけれど、(生計を立て、人を雇用し、事業を継続させるということでは、)正直、棘の道だよね。今、自ら進んで活動を続けていきたいって思うのはなぜ?

 

沼田 高校生たちが抱える課題を解決していきたいと思うからですね。
…という、カッコウつけたことだけじゃない、明確な理由があります。それは、一緒に創る仲間がいるからです。


事務局長の辻岡がいること、今年度1年を駆け抜けてきた学生の中心的な存在である石井くん、南条さんというメンバーがいること。学生メンバーが高校生に関わって、授業を創る中心でいること。仕事の予定を調整してまで、関わってくれる社会人のセンパイがいること。さらに知らないところで、未来の教室を応援してくれる人、導入しようとしてくれる人がいること。想いを分かち合って高校生に関わる先生方がいること。そんな人たちの存在を感じ、ともに創っていると思えているからですね。

たぶん僕一人だったら、最初にやろうって思ったとしても、いまの、いままでは続けられていないです。

大宮 仲間がいるから頑張れることってあるよね。僕もそうだった。自分で意味ある人生を作るには、絶対に仲間が必要だよね。

 

沼田 本当にそうですね。ともに居てくれる人への感謝は、大切にしたいです。

 

大宮 これからの展望、未来の教室をこれからどうするか、事業として成り立たせるためには、というところは悩ましいよね。

 

沼田 今年もそうだったんですが、毎年1月1日に新年を迎えて思うのは、今年が最大のチャレンジだと。最大のチャレンジが何年続くのだろうと思っていますけど(笑)。もう群馬に来て1年目の引きこもりだった頃から、ずっとチャレンジ続きです。


展望としては、高校生にとって少しでも自分自身が「やってみた」という経験をしてもらうこと、それと「やってみよう」と思った時に、いろんな人たちと関わり合いながら、歩むことができる場を提供していきたいと。高校生だって、大人だって、誰だって、ともに成長し合えるような場をつくっていきたいです。

未来がどんなシナリオになるかわからないけれど、今を必死にやり抜きたいと思っています。

 

大宮 振り返った時に悔いの残らないように。

沼田くんにアドバイスするなら、関わってくれているメンバーにしっかりコミットメントすること。僕も学生たちとちゃんと関わった時と手抜きをした時があって、手を抜くと、見事にみんな離れていった(笑)。

きちんと関わらないと、ダイナミズムというか、躍動感は生まれないよね。

 

だから、ちゃんと関わること。
結構手抜きしそうだから(笑)という説教をして、私からの質問は終わります。


代表顧問・大宮と、代表理事・沼田の対談は以上です。
カタチが変わる中で、ずっと根っこにあることは、まさに「DNA」の「DNA」。
今後も精力的に活動していきます!お読みいただき、ありがとうございました。



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