群馬で教育ボランティア活動

TELMENU
HOME
初めての方へ
学生メンバー紹介
DNAの取組
センパイになる
ご支援・ご導入
お知らせ
サイトマップ
お問い合わせ

NEWSお知らせ

やり残した感があるまま、大学生活を終えられないーセンパイインタビュー

2017.04.02 インタビュー

群馬県内の高校生に向けて届けるキャリア学習プログラム「未来の教室」。

 

そんな 「未来の教室」には欠かせない“センパイ”。センパイは、大学生・社会人が立場を超えて関わるメンバーですが、それだけでなく、毎週のミーティングや企画・運営に携わる“DNA学生メンバー”もいます。

 

学生メンバーが、活動に参画する動機は、「高校生の成長に携わりたい」・「仲間と活動をしたい」・「自分を見つめなおしたい」など人によって様々です。

 

そこで今回は、大学4年生でDNA学生メンバーでもある“みっさ”に、高校生に関わり始めたきっかけや感想について、コアメンバー(学生職員)である “まこと” と “なんしー” がお話を伺いました。

 

みっさが、不完全燃焼を経験しながらも、改めて「未来の教室」を届けることを決めた想いの裏側を、語ってくれました。

 

【紹介】「みっさ」は高校生から呼ばれているニックネーム。長野県出身、大学進学を機に群馬へ。インタビュー当時(2017年2月末)、大学4年生。卒業後は地元で働くことがが決まっている。大学2年生からDNAの活動に参画。大学3年生までは、様々な社会人から“生き方・働き方”を聴く「キャリアインタビュー」の活動に力をいれていた。就職活動に入り、DNAの活動を一旦お休みし、4年生になってからセンパイとして「未来の教室」を届けた。

―――まこと・なんしー 後輩である私たちから、先輩のみっささんにお話を伺います。今日はよろしくお願いします!

 

みっさ よろしく!なんか緊張するね…(笑)

■やり残した感のまま、終われない-。

―――大学3年生までは、群馬で働いている大人に対して、「生き方・働き方」について取材する活動をしていたみっささんは、就職活動中、DNAの活動をお休みしていましたよね。DNAとしては、ちょうどその時期から「未来の教室」を本格的に実施してきたのですが、DNAの新たな活動に参加することになったきっかけは何ですか?

 

みっさ 「未来の教室」については、まこちゃんやなんしーが中心になって、高校生に届けていることは知っていたよ。改めて活動に参加するきっかけは、まこちゃんから誘ってもらったからだよね。

 

誘ってもらったときは「出た!高校にいくやつだ!!」って思って(笑)ちょうど就活も終わったタイミングだったから「これは、参加するしかない!」って思ったよ。

 

―――ベストタイミングだったんですね(笑)どうして「参加するしかない」と思ったんですか?

 

みっさ 実は私、DNAの活動にやり残した感覚があって。不完全燃焼というか…。

3年生の時に私が中心になって取り組んでいたキャリアインタビューでは、自分の力を出しきれていないと感じていて、ずっとモヤモヤしていたの。活動中は、正直、妥協と我慢の連続だった。自分の気持ちでは「もっとできる」と思ってたけど、行動には移せなかった。

 

自分に自信がなかったから、活動し始めてすぐ気持ちが折れちゃって、1年間ずっと折れたままだったんだよね。だから、私から活動に参加しようと踏み切れなかった。でも、後輩のまこちゃんが誘ってくれて、もう一度やってみようと思ったの。

 

―――どんなことに対して気持ちが折れてしまっていたんですか?

 

みっさ キャリアインタビューでは、普段絶対話せないような大人の方と話せるから貴重な経験ができる楽しさがあって。

私が出会った大人の方の話は、本当に面白かった。その経験から、私は「もっといろんな人から話を聴いてみたい」・「もっと積極的に活動していきたい」と思っていたの。

 

だけど、私も一緒に活動をしていたメンバーも大学の授業や部活動、サークル、アルバイトを両立しながら、活動することは結構大変で。私だけがやりたいと思っていても、仲間がいて初めてできる活動だから、仲間がいないと難しい。「もっとやりたい!」と思っても、「やれない」という状況があったんだ。このことは誰が悪いとかじゃないからこそ、何となくモヤモヤは続いていた。でもその気持ちの一方で、不完全燃焼だった以前の私にリベンジしたいという本音があった。

 

そんな状況で、まこちゃんに誘ってもらって。参加してみたらやっぱり楽しくて。新しいメンバーとやり取りしていたら、自然とやろう、ってなっちゃってた(笑)

■ひとりだけでは絶対できない、ともに届けるメンバーの大切さ-。
■ひとりだけでは絶対できない、ともに届けるメンバーの大切さ-。

―――様々な気持ちを経て、「未来の教室」を届けることになったわけですが、活動で悩んだことはありましたか?

みっさ まず、高校生に何を伝えようかすごく迷った。高校生にどんな気持ちになってほしいかってすごく考えて。大学3年間で、自分に自信を持てなかったから、高校生が私のセンパイ語りを聞いて、「一歩踏み出してみようかな」とか「自分に自信もっていいんだ」って、少しでもポジティブな気持ちになってほしいなと思ったかな。

 

高校時代の自分を振り返っても、本当は自分から友だちに声を掛けて仲良く過ごしたかったけど、周りの目を気にして、なかなかできなかったことがあって。

 

そんな高校時代のことや、大学3年の経験から、高校生に、少しでも前向きになって一歩踏み出してみようかなと思えるようなことを目指したんだよね。

私のセンパイ語りが高校生に伝わるかがすごく不安だったから、当日はほんとに緊張したなぁ。

 

―――緊張してたんですね。堂々としていたので、全然わからなかったです!

 

みっさ めっちゃ緊張してたよ(笑)当日の直前リハーサルの時まで、時間がオーバーしてて、不安だったんだよね。

 

だけど、そんな私を前向きにしてくれたのは、目の前にいた高校生と、周りのメンバーだった−。

不安がっていた私に、他のセンパイが「大丈夫だよ!」って背中を押してくれて。語りをつくるときも、私が言いたいことを的確に言い表してもらったりして。

そうしたメンバーの関わりのひとつひとつで、「大丈夫かな」っていう自信がついたんだ。みんなから励まされて「もうやるしかないな!全力で!」って(笑)

 

未来の教室を届けるのは、ひとりでは絶対できない。他のメンバーの存在って大切だなって感じたよ。

■高校生にじっくり関わり、あたたかさを大切にする-。

―――メンバーと協力して届けた「未来の教室」ですが、高校生の反応はどうでしたか?

 

みっさ 初めて高校生と関わることになったとき、「あんまり話を聞いてくれないんじゃないかな」って思っていたけど、全然そんなことなくて。

むしろ、素直に受け止めてくれてすごく嬉しかった。自分の話でも聞いてくれるんだって。うなずいていなくても、聞いて自分の中で考えてるんだなって感じた。 自分が高校生の頃を振り返っても、あんなに反応できなかったなって思う(笑)

 

―――生徒が自分の気持ちや目標を語る”ジブン語り”は、どんな様子でしたか?

 

みっさ みんな、模造紙に気持ちを書いてくれていた。そこに私が伝えたメッセージや、高校生がそれぞれ感じていることがあって、「ちゃんと届いてるんだな」って安心したなぁ。これから高校生の生活が、少しでも良い方向に変わっていってくれたらいいなって。

 
でも、初めて届けた時に、出来なかったこともたくさんあって、悔しかったんだよね。だから次はもっと高校生にじっくり関われる自分でいようと思った。

 

その後の未来の教室では、できることは全力でやろう!って思いながら高校生に向き合った。“ジブン語り”の時には、生徒のみんなが自分の気持ちをたくさん書いてくれたんだよね。迷いながらも、自分なりに気持ちを枝分かれさせて書いている女の子がグループにいて、「ちゃんと聴いて、考えて、表現している」って、ものすごく感動したことを覚えているよ。

 

 

――生徒が安心して自分の気持ちを表現できる場があったということですね。どんなことを大切にして、生徒に関わっていたのですか?

 

みっさ 当日は、いろいろな事を考えていたけど、まずは笑顔でいようと思っていたかな。どんなに語りがうまくできなくても、高校生とうまく話すことができなくても、とにかく笑顔でいようって。

 

普段から「笑顔でいること」を気を付けてるんだけど、あたたかさを大事にしたいなって思って。雰囲気とか、話のかけ方は物腰やわらかくなるように。

 高校生にとって、少しでもあたたかな場で関わりたいと思っていて。高校生が私のところに来てくれたら、「来てくれてありがとうね!」って言ったり、言葉遣いも気にしていたなぁ…これは未来の教室だけじゃなく、いつも気にしていることかもしれないけど。

 

―――確かにみっささんと生徒との距離が近かったですよね!みっささんの関わりで、高校生は安心したんですね。

 

みっさ そうだといいなあ。でも、私自身も高校生のおかげで自信を持てたこともあったんだよ。

ある女の子が、私のところに駆けつけて「みっささんの話を、最初から聞きに行こうと思っていました!」って来てくれたの。

その子は、私がセンパイ語りを始めたら、ずっと私の目を見て、うなずきながら聞いてくれて。その子が目を輝かせながら聞いてくれていたのは、今でもすごく印象に残ってる。最初は不安だったけど、その子のおかげで私自身が自信を持つことができたんだよね。
■4年生になっても、成長できるんだって思えた場所-。
■4年生になっても、成長できるんだって思えた場所-。

―――不完全燃焼を経験し、改めて取り組んだDNAの活動…この1年の「未来の教室」への取組みは、みっささんにとっては、どんな機会でしたか?

 

みっさ 未来の教室は、私をポジティブにしてくれた成長の場だったかな。

 

自分が全力にならないと、高校生には伝わらない。自分が高校生だったら、妥協して関わってもらっても嬉しいと思わないだろうし…。高校生の立場になって、この授業をどんな態度で受けるのかなって考えたり、どんな表情で、どんな関わりがいいのかなって考え続けて。

 

でも一人だと答えは出ないから、何人ものセンパイに話を聞いてもらって、フィードバックをもらったんだよね。

 

社会人も大学生も、みんなが私の話をじっくり聞いて受け止めてくれて。フィードバックをうけても、逆に自分が誰かにフィードバックしても、自分自身が見えてくる。大学4年生になっても成長できるんだって思えた場所だった。


社会人になっても、私は「未来の教室」に関わり続けたい。就職先は長野だけれど、DNAのおかげで群馬にいたいなって思っているよ。

【取材を終えて・・・】
みっささんに取材をしたのは、卒業の1か月前の時という大学生の最後の最後のタイミングでした。みっささんは「大学生活、やり切った!」と胸を張って言っていました。これから、就職して全く新しい環境に飛び込むことになります。みっささんの社会人としてのセンパイ語りでどのようなことを語るのか。また、未来の教室を一緒に創れることを楽しみにしています。(まこと)

みっささんが大切にしている、笑顔や柔らかい言葉遣いはインタビュー中からも伝わってきました。みっささんがこれまでに経験してきた葛藤や、楽しさをみっささんの言葉で聞くことができ、これからも高校生に関わってほしいと思いました。またご一緒できることが楽しみです。(なんしー)

お問い合わせ

寄付して応援