【レポート】「今からでも変われる。」-“未来の教室” 未来を言葉に、言葉を行動に。 | NPO法人Design Net-works Association

【レポート】「今からでも変われる。」-“未来の教室” 未来を言葉に、言葉を行動に。


 

2015年11月4日(水)に、群馬県立吉井高等学校2年生向けに“未来の教室”を届けてきました!

 

■“未来の教室”とは?

-未来の教室とは、主に群馬県内の高等学校に通う生徒のためのキャリア学習プログラムです。7名の生徒と、1名の大学生・社会人ボランティア(センパイ)との対話を基本としながら、生徒の主体性としなやかな心を育むことを目指しています。

-生徒にとってまだ上手く言葉にできない未来を言葉にし、ほしい未来を獲得するために日常の行動に結び付ける。そのために少し先を歩むセンパイたちが経験談を語り、伴走します。

【企画書】“未来の教室”プログラム

 

■1年後の自分の未来、どう決める?
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「何が始まるか、わからない。」 そんな表情をしながら体育館に入場してくる高校生たち。

約150名の高校2年生が昼休み終了間近に体育館に並び、入場の時を待ちます。

合図とともに体育館の入り口が開き、一斉に生徒たちが入場してきます。そんな中を顔も知らないセンパイたちが笑顔と挨拶で迎え、自然とコミュニケーションを取っていきます。

 

●「お昼、何食べたの??」

●「自己紹介シート書けてる?」

●「最近、何のゲームしているの?」

 

プログラムが始まるまで、何だかよくわからない時間と雰囲気に、高校生にとっては普段見慣れている体育館も少し今日は違うように移ったかもしれません。

 

まずはとにかく関係を築くことから。

高校生たちはもちろん、(実は)センパイも緊張している中でお互いに立ち上がり、自己紹介をし合います。

 

ガイドと呼ばれる進行役からの合図で、自己紹介が始まります。

写真2

 

 

そして「1年後の自分の未来、どう決める?」という全体への問いかけ。

漠然としたことでも、この時間のゴールは言葉にしてみること。プログラムのスタートです。

 

 

■行動の源泉となる“ココロ”を揺さぶるのは、熱の入ったセンパイからの話

写真3 (2)

つぎに、センパイが経験談を伝えていく時間です。

センパイは15分間で「高校時代の自分」・「仕事でのやり抜いた経験」・「学生生活の葛藤」等々、今のセンパイ自身を物語る上で最も大切な経験談を語っていきます。

 

時には、センパイ自身も言葉にしたことのない話を、高校生に語りかけていきます。

高校生にとっては、押しつけがましくなく、武勇伝でもなく、そして一般論でも正論でもない、「一つの経験談」をありのまま受け止めていきます。

●「勉強することが大切」

●「何事も経験だ」

●「仕事は大変なことの連続だから我慢が必要」

 

という、一般論や正論になりがちな話でも、センパイたち自身が経験したことから伝える言葉一つひとつには、リアリティがあって熱量がこもります。

そんな語り口から、高校生は実感を伴って、高校生自ら「大切なことは何か?」を得て、行動する気持ちの源泉を創ります。

写真4

一方で、熱量こもった話をするセンパイは、それぞれ高校生の視点から、関わろうとしています。

 

 

―――「熱を伝えるのは大変。熱ければいいってもんでもないし。」

社会人11年目のセンパイは、高校生と関わる難しさを、こんな言葉で表現してくれました。

こんな葛藤を持ちながらも、目の前の高校生に向かい合う。

センパイたちが当日を迎えるまでの試行錯誤は後日webで報告いたします。

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(社会人11年目のセンパイ。初めて達成感を味わえた仕事を思い出し、経験を伝える)

 

 

■「今からでも変われる。」-想いを言葉にする・ジブン語り

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センパイの次は、高校生の出番です。

普段は友だち・仲間同士、恥ずかしくて、自信がなくて表現しづらいことでも、センパイたちが熱っぽく語る内容を見てきたことで、「自分も言葉にしてみたいな」と思っている状態で、高校生がジブンを語っていきます。言葉にする方法は、自由。模造紙にたくさん思いついた言葉をとにかく書くのもよし、言葉一つでも書いてしゃべるのもよし。

 

●「今からでも変われる。」

●「自分の将来は自分で決めたいと思った。」

●「どの人も不安とあせりがあるんだなと思った。」

 

そして、未来に向けた1歩目を言葉にし、センパイに伝えていきます。

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 ●「夢は芝居をすることと保育関係の仕事、そのために毎日笑顔でいる」

●「大学に行かせてもらえるように親を説得する。お金が一番かからない方法を調べる」

●「わからないことをそのままにするのではなく、死後まで分かるまでやる!」

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■自分次第で未来は変えられる…

これまで言葉にしたこともないような自分の気持ちや想い。

そんなことをセンパイの熱気や想いもあいまって言葉にしていく。

そして気づくことは自分の未来は自分次第で変えられるかもしれない…、という想い。

 

親や環境のせいではなく、自分次第で未来を変えられると実感し行動していける機会、

そしてその行動を応援し見守ってくれるセンパイを、

これからも多くの現場で届けていきたいと思います。

 

写真8 (2)

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