【授業レポート】実際の社会と接点を持って、将来を描く(課題解決型学習) | NPO法人Design Net-works Association

【授業レポート】実際の社会と接点を持って、将来を描く(課題解決型学習)


 

2015年10月7日と21日に第3・4回目となる「高校生のライフデザイン講座」を実施してきました!

今回は、#03と#04の授業レポートをお届けします!

 

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▼授業の概要と1回目・2回目の様子はこちらから

【授業レポート】“子育てしやすい街ってどんな街?”(課題解決型学習)

http://npo-dna.org/booklet/483/

 

■オトナに質問!どうなっているの、ホントのところ!?~仕事・家庭編~ #03

第3回目となる授業では【オトナに質問!どうなっているの、ホントのところ!?~仕事・家庭編~】と題して、実社会で生活している女性・男性お一人ずつのゲストをお招きして、子育ての話から仕事の話、あるいはここでは書ききれないほどの魅力的なお話!?をしていただきました。

 

授業のはじめでは、恒例となるゲームを通じた自己紹介。

ゲストお二人も交じりながら、どんな価値観を持っているのか?をみんなが探り合いました。

 

教室が暖まったところで、ゲストお二人からの体験談を語っていただきます。

ゲストには、結婚2年目・9カ月のお子さんの子育てをする新米パパの山口和也さんと、既に成人を迎えたお子さんを育て上げた宇佐美文圭未さんのお二人にご協力いただきました。

 

■いろいろなことを経験することが、育児へのあり方にもつながる。

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(山口和也さんが高校生に伝える様子)

 

山口さん元々、大学卒業後から現在に至るまで、海外での一人旅を含め様々な経験を語っていただきました。奥様との出会いも、まさに海外での一人旅の途中だったそうで、奥様と結婚を決めた出来事としても、「オーストラリアでの皆既日食を一緒に見れたこと」を挙げ、“感動の体験”を共有できる相手がいることの大切さについて伝えていただきました。

 

そんな山口さんから高校生へ、


“山口さん” 「結婚や子育てだけではなく、大切なことは“自分の人生すべて”として考えること。いろいろなことを経験することが、今の自分に繋がっている。そして、置かれている環境から一歩飛び出し、旅に出たりすることで自分と向き合うこと。それが、もし子どもを授かった時に、自分の子供への育児のあり方にもつながる。」


というメッセージを頂きました。

 

■自分で自分の枠を決めず、可能性を拡げることを楽しんでほしい。

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(宇佐美文圭未さんがありのままを伝えている様子)

 

宇佐美さんは、25歳で結婚し、現在は子育てもひと段落し、結婚・子育て生活を振り返ります。子育て途中にシングルマザーとなり、女手一人で仕事も子育ても両立しながら生活してきました。シングルマザーとなる時、ある人から「子どもの手は決して離さないこと」と言われたことが、子育てでずっと大切にしてきた言葉だそうです。

宇佐美さんご自身も今まさに紆余曲折・試行錯誤しながら日常の生活に向かい合っている姿に、高校生も共感します。

 

そんな宇佐美さんから高校生へ、


“宇佐美さん” 「自分で自分の可能性に限界を作らず、本当に自分でやりたいことや興味があることに真剣に取り組んで自分の可能性をどんどん広げて行って欲しい。親や環境ではなく、自分の人生、自分で切り開いて欲しい。遠慮せずにやってみたいことを頑張って踏ん張ってやってみてほしいと思います。」

 


男女、年齢問わず、それぞれの人生の生き方がある中で、山口さんや宇佐美さんの率直に、飾らずに話す姿に、高校生も大学生も全員が釘付けになりました。

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■オトナに質問!どうなっているの、ホントのところ!?~妊娠・出産・子育て編~ #04

第4回目の授業では、“女性の生涯にわたる専門病院”として女性の健康や美にまつわるあらゆる支援を行う産婦人科舘出張 佐藤病院(群馬県高崎市/http://www.sato-hospital.gr.jp/)から経営企画室長の福田小百合さんにゲストとしてお越しいただき、「高校生のいま考えよう!妊娠・出産で大事なこと」と題して、妊娠・出産にまつわる話をしていただきました。

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(妊娠・出産にまつわる話をする福田小百合さん)

 

福田さんはまず「北欧の絵本」の写真を見せ、日本では“性”をタブー視したり恥ずかしいものと扱う傾向にある一方で、海外では“性”を子どもの頃から学んでいくことを伝え、正しい知識や情報を得ていくことを伝えていただきました。

 

また、データや写真を活用して、妊娠・出産のメカニズムはもちろん、私自身も奇跡の確率で誕生していること、そして時には佐藤病院で出産された赤ちゃんやご家族の様子なども見せていただきました。

 

福田さんの話を簡単にまとめてみると、

●日本では、“性”に関してタブー視されているが、正しく理解していくこと

●奇跡の確率で、赤ちゃん(私たち自身も)は生まれること

●だからこそ、妊娠・出産をするために普段から健康なカラダづくりが大切であること

●不妊や流産などの“妊娠・出産”にまつわる問題も存在していること

●また子宮頸がん・性感染症等の病気は、自分だけの問題ではない

●自分を守り大切にしてくことが、大切な相手も守り大切にしていくことにつながる

などなど、たくさんのことを教えていただきました。

 

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福田さんからの話の後は、実際に“自分自身が子どもを授かりたい年齢は?”というテーマのライフプランニングのワークショップを行いました。

 

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高校生は、

●2年間短大に行って卒業して、保育士になる。3年間で保育士の仕事に余裕を持って、25歳で結婚、26歳で第一子!

●高校卒業してから6年間くらい働いて、ちゃんとお金を貯めてから。

●就職をして安定するまではガマン。それまでに良い人を見つける。

というライフプランを描いてみたようです。

 

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■そこにリアリティがあるからこそ、実感を持って将来を描ける

【どこかで聞いたことある?】

【どこかで習ったことある?】

【誰かが言っていた?】

 

実感をもち、自分事として捉えていく過程にはリアリティが必要になってきます。

 

そんなリアリティのある話を聴き、生徒たちは実感を持ち自分事として

将来を真剣に考え、描いていこうとする。

 

そうやって描いた将来に対して応援し見守る存在が大切です。

そんなコミュニティを今回協力いただいたオトナのみなさん

はじめ多くのオトナのみなさんを巻き込んで作って行けたらと思います。

 

ご協力をいただいた、山口さん、宇佐美さん、福田さん、ありがとうございました!